競馬なんてやるべきじゃなかった

競馬サイトを始めて8年がたち、おかげさまで何とかプラス収支を続けられている。色々な人と出会い、そのたびに刺激を受けて今までにない競馬理論を生み出すことができた。ひたすら走り続けてきた8年だったが、いま振り返ると平凡な自分でもここまでやれるもんだと驚いている。

 

人間は口にだしたことは実現できると考えて行動してきたが実際にそういった効果はあったと断言できる。昔はただの予想だったが、今ではパドック診断までやれるようになり勝ってきたことより人間的・スキル的に進歩してきたのが何より嬉しい。逃げ道を作らずに予想を公開してきた甲斐があったというもの。

 

ただ、競馬なんてやるべきじゃなかったと思った時期もあった。今までの手法が通用しなくなってきたことで回収率が落ち込んだ2012年がまさにその時期。結局はクラウドを導入するという解決策で復活することができたので良かったが、この件をきっかけに新理論の開発に先行投資するようになった。

 

最近は穴馬の能力や配当が平均化してきたことで爆発力は薄れたが、この時代で得られたものは今後において大いに役立つものが多かった。これからは本命軸と穴軸で上手くバランスを取りつつ上手くやっていけるだろうと考えている。

 

馬券でも株でも人間の動きに注目すると勝ちやすくなる。オッズや株価を作るのは人間心理であり、感情のままに動く人たちがいる限り対策はとりやすい。平均化により穴の妙味は薄れたが相対的に人気馬の価値は上がった。そう見ればやることは自ずと見えてくる。