菊花賞でスタミナが問われない理由

ステイヤーレース軽視の流れになってから久しいが京都競馬場の高速化が進んだことで単純なステイヤーは生き残れない流れになっている。どちらかと言えばスタミナよりも折り合いを競っていると言っていいだろう。そして後半の瞬発力勝負まで維持していけるかが重要なのであって胴長の予想家ナツの言うステイヤー体形かどうかなんて話はどうでもいい話になっている。

 

昔はステイヤー血統のリアルシャダイが入っているかが重要視されたが、今となってはサンデーサイレンス系に駆逐されて残っていないため似たような血統が増殖し続けている。一応その中でも序列がつくがハッキリした傾向は昔よりも掴みづらくなっているのが実情で馬券の狙いはつけづらい時代かも知れない。その点では血統予想家の出る幕は確実に少なくなってきている。

 

昨年の菊花賞でも折り合いを欠く馬がいたが長丁場を体力温存しながら我慢して走るというのは競走馬にとって精神的な負担になるケースがある。こうなると折り合いはついていたのに伸びないということがあるため、どういった馬に適性があるかは簡単に見分けることはできない。気持ちよく走りながらも折り合いはついている状態が最善であること間違いはないが、こういった馬は得てして末脚がジリだったりすることがある。

 

こういった折り合いに関する絶妙なバランスが菊花賞を含むステイヤーレースの難しさに繋がっている。3歳戦なので基礎能力で圧倒していればカバーできるが、そうでないケースでは人気馬が沈むことも珍しくない。とはいえ、最近は奇想天外な好配当馬券はでていないため、あまり無謀な狙いは控えた方が良さそうだ。

 

2016年はディープインパクト産駒の2強がオッズを分け合っておりサトノダイヤモンドが勝てば見事3強形成ということになる。皐月賞ディーマジェスティも互角の強さを持っているが今回は輸送を挟むこともあり未知な要素がある。今回は関西馬サトノダイヤモンドの方が少し優位と考えている。この馬が勝てばディープインパクト産駒の初勝利だけでなくオーナー待望のクラシック勝利ということで注目が集まるレースでもある。

 

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