きさらぎ賞2017データ傾向

きっちりとデータ傾向を探ることで見えてくることがある。ようは理にかなった部分だけを抜き出せればいいわけで、こじつけのようなデータは基本あてにすることはしない。あまりデータ傾向にとらわれても返って発想が縛られてしまうこともある。だいたい荒れた時はデータ傾向に沿わないことの方が多く先読みのヒントとして活用するようにとどめている。

 

きさらぎ賞は配当が薄いので買い方がキーポイントになりそう。あまりヒモ荒れを狙うよりも単系馬券でしっかり獲ることを考えていこうと思う。毎年ゆるやかな流れからのロングスパート戦になることからスタミナがないと乗り切れない。ただキレるだけでなく加速スピードの維持力が問われてくる。その点に優れたディープインパクト産駒は今年も主役になりそうだ。

 

日曜のレースは堅い配当が多かったものの、だからといって簡単だったかと言えばそうではない。いくつもの決着パターンの中で人気馬が頑張って走っていた。個人的に本命馬券は好物だけれど、それだけでなく高配当を獲ることは忘れたくない。データ蓄積の遅い中央競馬は荒れやすい仕組みを持っているのだから常にデカイ一発は意識して買い目を決めている。

 

最近の穴馬は未知の可能性で買うことが多い。底が割れてからオッズがつくというケースは補助ツールの発達で見る機会は少なくなった。東西のレースとデータが分断されていた時代から進化するのは当然で見過ごされた実力を持つ穴馬というのは早々いない。いま多いのはレース展開から生まれる穴だろう。こういう穴だと決着タイムから逆算していかないと特定できない。ただ安定感は期待できないので軸がいない時に買うようにしている。

 

競馬を投資と成立させるために必要なのは着差で、基本的に何度やっても同じ結果になるレース集中するのが成功しやすい。ただ、いまだと最も着差がつかない時代なので下手に予想するより、こじはるのような割り切ったボックス馬券が功を奏しやすい。あまりに皮肉な結果ではあるが予想自体がリスク行為になるうるという意識はこれからは持っておくべきだろう。